ボジョレー・ヌーヴォー(ボージョレ・ヌーボー)が解禁となった11月19日午前0時、日本航空(JAL/JL、9201)は、羽田空港の国際線ファーストクラスラウンジで出発を待つ乗客に、特製パンとともに提供した。また、羽田を午前1時30分に出発するホーチミン行きJL79便の乗客にも、114番搭乗口前でボジョレー・ヌーボーが振る舞われた。搭乗口前での提供は今年が初めて。
提供したボジョレー・ヌーボーは、1882年創業の名門ピエール・フェロー社のもの。大量生産せず、各工程に時間をかけるなど評価が高く、世界40カ国以上で親しまれているという。
羽田のファーストクラスラウンジでは、ボジョレー・ヌーボーとともに高級パンを手がけるメゾンカイザーによるオリジナルの特製パン「PAIN AU BEAUJOLAIS (パン・オ・ボージョレー)」も提供。パンの製造工程で、水の代わりにボジョレー・ヌーヴォーを使用しており、生地が淡いピンク色となっている。
ボジョレー・ヌーボーは、仏中部のブルゴーニュ地方・ボージョレ地区で作られる赤ワインで、毎年11月第3木曜日に解禁される。JALでは毎年、解禁日に主要空港のラウンジや、国際線ファーストクラスとビジネスクラスの機内で、ボジョレー・ヌーボーを提供している。羽田のファーストクラスラウンジでは、19日午前0時の解禁とともにボジョレー・ヌーボーが用意され、出発を待つ乗客に女性係員が勧めていた。
また、今年は初めて搭乗口前でも乗客に振る舞った。羽田国際線ターミナル114番搭乗口前では、ソムリエ資格を持った空港旅客係員らが、ホーチミン行きJL79便(ボーイング787-8型機、登録番号JA827J)の乗客や空港内を行き交う人たちに、解禁されたばかりのボジョレー・ヌーボーを勧めた。JL79便は乗客176人(うち幼児1人)を乗せ、定刻の午前1時30分に羽田を出発してホーチミンへ向かった。
JALによると、今年のボジョレー・ヌーボーは渋みが強くないものの、しっかりした濃厚な味わいだと評する乗客が多かったという。
・JAL、ボジョレー・ヌーボー解禁日に提供 ワインで作ったパンも(15年11月6日)
・ボジョレー・ヌーボー初荷、3.5トンが羽田着 ANA便で(15年10月31日)
・JAL、顧客満足度で初の1位 JCSI調査(15年11月5日)
・JAL、シャンパーニュ・サロンの2004ヴィンテージ ファーストクラスで(15年10月23日)