ボーイングは現地時間11月14日、KLMオランダ航空(KLM/KL)に787-9の初号機を引き渡したと発表した。オランダの航空機リース会社エアキャップからのリース機。
エールフランス-KLMグループは、自社購入機として787-9を19機、787-10を6機発注済みで、エンジンはいずれも米GE製GEnxを選定。また、12機の787をエアキャップからリースで導入する。
KLMは受領した初号機を、アムステルダム-アブダビ-バーレーン線に投入する計画。787の導入により、機材更新を進めていく。
787の生産レートは現在月産10機で、2016年1-3月期に月産12機、2020年までに同14機と順次増産していく。10月末の総受注は1124機で、内訳は標準型の787-8(メーカー標準座席数で2クラス242席)が450機、長胴型の787-9(同290席)が528機、超長胴型の787-10(同330席)が146機で、787-9が全体の約47%を占める。このうち、787-8を280機、787-9を60機の計340機を10月末までに引き渡しており、受注残は784機(787-8が170機、787-9が468機、787-10が146機)となっている。
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KLMオランダ航空
Boeing
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