2015年で事業再構築期間が終了するLOTポーランド航空(LOT/LO)は、2016年に路線を拡大する。1月からは成田に乗り入れるほか、3月には中欧や東欧に計3路線を新設する。
すべてワルシャワを発着する路線で、3月1日からはウクライナのハリコフ(ハルキウ)便を週5往復で開設。エンブラエル175型機で運航する。
3月28日からはスロバキアのコシツェに通年運航を開始。また季節運航として、リトアニアのパランガに乗り入れる。2路線とも週6往復で、ボンバルディアQ400型機で運航する。
LOTは2013年、ポーランド政府から8億400万ズウォティ(約250億5400万円)の公的支援を受けた。2015年12月31日までは人材や機材、コストを削減する事業再構築期間で、新路線などへの投資を制限されている。2016年からは再構築期間に運休したものも含め、路線を拡大させる。
1月以降、バルセロナやアテネ、ベイルートなどに運航を再開するほか、ベネチアやリュブリャナなどに新たに乗り入れる。
同社は2014年の実績で、長距離が4路線を含む56都市に乗り入れている。2016年には長距離8路線を含む65都市に、2020年には長距離10から12路線を含む75都市への乗り入れを計画している。
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LOTポーランド航空
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