ジャルパックは11月4日、国内最大級の顧客満足度調査「2015年度版JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」のうち、旅行業種で構成される「旅行」の顧客満足部門で第1位になったと発表した。
同調査は、サービス産業生産性協議会(代表幹事:秋草直之・富士通顧問)が実施。顧客満足度と顧客期待(利用時の期待・予想)、知覚品質(利用した際の品質評価)、知覚価値(価格への納得感)、推奨意向(他者への推奨)、ロイヤルティ(継続的な利用意向)の6項目を設定し、各項目を7-10点満点の複数設問で調査する。すべてが満点の場合を100点、すべて1点の場合は0点として、業界や企業を多面的に評価する。
ジャルパックの顧客満足度は、100点満点中77.3点で、JTBと同率の1位。2014年度で1位だったANAセールスは77.1点で3位だった。ジャルパックは知覚価値でもトップで、近畿日本ツーリストと同率1位だった。
顧客満足の4位はリクルートライフスタイルが運営するじゃらんnetで76.1点、5位は近畿日本ツーリストで75.9点、6位はJTBの関連会社「i.JTB」運営のるるぶトラベルで75.5点、7位は楽天(4755)系列の楽天トラベルで75.2点だった。
ジャルパックの顧客期待やロイヤルティなど、項目別に見ると、顧客期待は1位のJTB(75.9点)に対して74.3点で3位、知覚品質は1位のJTB(75.4点)に対して74.4点の3位、推奨意向は1位のJTB(70.9点)に対して70.4点の2位、ロイヤルティは1位のANAセールス(70.3点)に対して69.1点の3位だった。
調査対象となったのは、7社のほかは一休(2450)が運営する一休.com、エイチ・アイ・エス(H.I.S.、9603)、クラブツーリズム、「旅ぷらざ」や「赤い風船」を展開する日本旅行、「トラピックス」を展開する阪急交通社、読売グループの読売旅行の計13社。
調査期間は8月21日から9月15日までで、インターネット・モニターを用いた調査。回答依頼は1人1企業・ブランドで、総回答者数2万7616人が89企業・ブランドに対して回答した。
関連リンク
ジャルパック
サービス産業生産性協議会
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