シンガポール航空、A380デリバリーフライトの航空券プレゼント　工場見学も

　シンガポール航空（SIA）はエアバスA380型機の就航5周年を記念して、9月初旬に行われる19機目のA380のデリバリーフライトに搭乗できる航空券を1人にプレゼントする。応募は8月28日まで。

成田空港に着陸するシンガポール航空のA380＝10年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　当選者1人と同伴者1人をSIAの就航都市からエアバス本社のある仏トゥールーズまで招待。トゥールーズからシンガポールまでのデリバリーフライトに加え、トゥールーズで2泊の宿泊と半日観光ツアー、エアバスとSIA共催のディナー、エアバスの製造拠点の特別見学ツアーが含まれる。シンガポールからは往路で利用した空港までの帰国便が用意される。

　デリバリーフライトに搭乗できるのは、通常パイロットや客室乗務員、航空会社の社員などに限られており、一般から搭乗者を募るのは異例。SIAでは、「提供するサービスは限られたものになるが、航空業界の現場を垣間見ることができる」としている。

　応募にはSIAのウェブサイト内の「SIAJourneys.com（英語のみ）」でのログイン用パスポートの取得が必要。

　SIAは2007年10月25日にA380の運航を世界で最初に開始。現在18機保有しており、9月6日に19機目のデリバリーが予定されている。A380の就航路線は、シンガポールを起点に成田とロサンゼルス、シドニー、メルボルン、香港、ニューヨーク、ロンドン、パリ、チューリッヒ、フランクフルトの計10都市となっている。

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