エアライン, 機体, 空港 — 2015年11月2日 09:00 JST

ジェイエアのE170、16号機が伊丹到着 Facebookファンが出迎え

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 伊丹空港に11月1日、日本航空(JAL/JL、9201)グループのジェイエア(JAR/XM)が運航するエンブラエル170(E170)型機の16号機(登録番号JA226J)が到着した。この日はJALのフェイスブック(Facebook)ファン向けイベントが伊丹で開かれ、抽選で当選した10組20人が、ブラジルから5日がかりでやってきた新造機を出迎えた。

Facebookファンイベントの参加者らに出迎えられて格納庫へ入るジェイエアのE170の16号機を出迎える=11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ジェイエアは2009年2月からE170を導入。座席数は76席で15機(JA211J-JA225J)が就航している。16号機はエンブラエルの工場があるブラジルからカーボヴェルデ、スペイン、キプロス、アラブ首長国連邦、インド、ベトナムを経て、1日午後に伊丹へ到着した。

 1日のイベントはJALのFacebookファン向けイベント初の地方開催で、約400人の応募があった。格納庫があることなどから伊丹空港が選ばれ、拠点とするジェイエアと約半年前から準備を進めてきた。パイロットによる運航前のブリーフィング内容の解説や、客室乗務員による緊急脱出訓練やサービス体験、機体見学など、航空会社の施設ならではのイベントが開かれた。

 新造機の出迎えは、到着直前まで参加者には伏せられていたサプライズ。会場となった格納庫で発表されると、参加者からは歓声があがった。ジェイエアによると、JALグループの新造機は、大半が羽田空港や成田空港に到着するため、伊丹は珍しいという。

 ジェイエアは現在16機のE170のほか、ボンバルディアCRJ200型機を9機(JA201J-JA209J)運航中。2014年8月28日にJALが三菱航空機の「MRJ」を32機導入すると発表した際、E170の追加導入とエンブラエル190(E190、104席)の新規導入も同時発表した。E170とE190合計で確定発注15機、オプション契約12機の最大27機を導入する契約を結んでいる。

 追加発注したE170で、更新時期を迎えているCRJを置き換えてエンブラエル機に機種統一する。その上で、2021年から7年程度かけてMRJを導入していく。今回到着した16号機は、2014年8月の追加導入分で最初に受領した機体となる。

*Facebookイベントの詳報は別途掲載します。

伊丹へ到着するジェイエアのE170の16号機=11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

伊丹へ到着するジェイエアのE170の16号機=11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ジェイエアのE170の16号機を出迎えるFacebookファンイベントの参加者ら=11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

Facebookファンイベントの参加者らに出迎えられて格納庫へ入るジェイエアのE170の16号機を出迎える=11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
JAL Facebookページ
日本航空
ジェイエア
Embraer

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