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日本時間2016年1月14日から、初の日本路線として成田空港へ就航するLOTポーランド航空（LOT/LO）。日本市場での展開が明らかになってきた。日本路線ではコードシェア（共同運航）を実施せず、成田には第1ターミナルへ乗り入れる。日本語を話す客室乗務員（CA）も乗務し、機内食では和食を用意するなど、日本を重視したサービスを提供する。
日本市場の展開を説明する設楽支配人＝10月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
LOTは現地時間1月13日から、ワルシャワ－成田線の運航を開始。ワルシャワ発は日曜と水曜、金曜、成田発は月曜と木曜、土曜の週3往復を運航する。運航機材はボーイング787-8型機（252席：ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー213席）を使用する。
同社の設楽淳（しだら・あつし）日本地区支配人は10月30日、日本路線の展開について説明。成田便での日本の航空会社とのコードシェアについて、「当面は単独運航する。まずは日本で実績を上げてから」と述べ、実施しない方針を示した。
成田空港のターミナルは、加盟する航空連合・スターアライアンスに所属する他社同様、第1ターミナル南ウイングを使用する。ビジネスクラスを12月31日までに予約した場合、2倍のマイルを付与するキャンペーンを実施する。ビジネスクラスの利用客は、成田空港にある全日本空輸（ANA/NH）とユナイテッド航空（UAL/UA）のラウンジを利用できる。
成田便には、日本語を話すCA2人以上が乗務。機内食はワルシャワ発、成田発ともに和食と洋食を提供する。IFE（機内エンターテインメントシステム）は日本語に対応し、日本の新聞と雑誌を提供する。
同社ウェブサイトは日本語版も提供開始。設楽支配人は「おかしな部分がたくさんある」として、運航開始までに改修を目指す。
また、ポーランド政府観光局のマリウシュ・ワタ局長は「今後、LOTと協力してプロモーションを強化する」とし、日本からの渡航拡大を目指す。
同国内には、14件29カ所の世界遺産がある。注目都市は20世紀初頭の鉄筋コンクリート建築「百年記念会館」がある南西部のヴロツワフで、欧州連合（EU）が2016年の欧州文化首都（European Capital of Culture）に指定した。
運航スケジュール
LO79 ワルシャワ（15:00）→成田（翌日09:20）運航日：日水金
LO80 成田（11:05）→ワルシャワ（14:40）運航日：月木土
関連リンク
LOTポーランド航空
ポーランド政府観光局
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・LOTポーランド航空、成田乗継ぎで「地球半周」 オークランド行き（15年9月18日）
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