民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)は10月24日夜、神戸-仙台線の運航を終える。仙台空港からの最終便は、空港勤務の社員総出で見送った。同社の仙台路線は、1日2往復の神戸便のみ。仙台空港からの撤退により、今年1月の破綻以降に着手した路線再編を終える。
同路線は2014年4月1日、1日2往復で運航を開始。2014年4月の実績では、搭乗者数が7476人で提供座席数が2万1240席。ロードファクター(座席利用率、L/F)は35.2%だった。
2014年11月から今年4月まではL/Fが50%を割り込み苦戦を強いられていたが、5月は65.3%、6月は53.9%、7月は60.0%で、8月は73.8%、9月は77.0%と、直近2カ月は2014年8月に記録した過去最高の72.6%を更新していた。
9月は提供座席数2万1240席(前年同月と同じ)に対し1万6358人(前年同月比15.6%)が利用。L/Fは対前年同月比10.4ポイント上昇し77.0%だった。
スカイマークは2013年4月20日、仙台空港に就航。札幌便を1日3往復、福岡便を1日2往復で運航を開始した。今年1月28日の経営破綻以降、3月29日に始まった夏ダイヤから札幌便と福岡便を運休しており、夏ダイヤ最終日の10月24日で仙台から撤退となった。
最終日の神戸発仙台行きBC156便(737-800、登録番号JA737P)は、定刻より5分早い午後5時45分に出発して午後7時に到着した。同路線最後の仙台発神戸行きBC157便は、定刻より3分早い午後7時42分に出発し、神戸には午後9時17分に到着する予定。
最終乗客数は仙台行きが179人(座席を使用しない幼児7人含む)、神戸行きがほぼ満席の176人だった。
経営破綻後の路線再編は、仙台撤退で一段落する。1月の破綻後に撤退した空港は石垣と宮古(ともに3月末に撤退)、米子で、仙台は4カ所目となる。
25日からのスカイマークの路線数は16路線。ボーイング737-800型機(177席)27機で運航する。
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運航スケジュール
BC152 神戸(08:10)→仙台(09:30)
BC153 仙台(10:20)→神戸(11:45)
BC156 神戸(17:50)→仙台(19:10)
BC157 仙台(19:45)→神戸(21:10)
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