全日本空輸(ANA/NH)は10月14日、特別塗装機「R2-D2ジェット」の機内を羽田空港で公開した。映画『スター・ウォーズ』に登場するロボット「R2-D2」を描いたボーイング787-9の国際線仕様機(登録番号JA873A)で、17日に招待者を乗せた遊覧飛行を羽田で実施し、18日から国際線定期便に投入する。
18日から国際線就航
R2-D2ジェットは、現地時間9月12日(日本時間13日)にシアトルのエバレット工場でロールアウトし、同29日に引き渡された新造機で、R2-D2を通常塗装の2倍にあたる10日間掛け、ペイントで機体全体に描いた。羽田空港には10月2日にシアトルから到着した。
今月17日には、特設サイトで募集した参加者を招待し、羽田発着の遊覧飛行を実施。羽田から静岡市、小牧空港、宮津市、大津市、浜松市、大島を経て羽田へ戻る。国際線定期便の就航は翌18日からで、羽田午後9時50分発のバンクーバー行きNH116便が初便となる。
その後は、10月中旬から11月下旬は主に成田-サンノゼ線、12月初旬は主に成田-シアトル線に投入。12月中旬以降は羽田-シドニー、ジャカルタ、北京、ミュンヘン、パリなどの路線で運航する。
国内線でも10月20日と22日、31日の3日間限定で運航。20日は宮崎と函館、22日は松山と広島、31日は鹿児島と伊丹へ運航する。機内の機用品は国内線仕様となる予定で、機内イベントは行わない。
機内照明はスター・ウォーズをイメージ
座席数は3クラス215席で、ビジネスクラス48席とプレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス146席。787-8の国際線長距離仕様の169席(ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席)よりも46席増えた。プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスでは、R2-D2を描いたヘッドレストカバーや紙コップ、紙ナプキンを用意する。
LEDを使った機内の照明は、乗客の搭乗時はスター・ウォーズをイメージした緑と青、赤の照明で出迎える。手荷物を積み込んだりするため、明るめの照明にする。出発から離陸までの間は、映画のテーマ曲が流れ、さまざまなパターンの照明で機内の雰囲気を盛り上げる。
11月から2016年1月までの3カ月間は、機内でスター・ウォーズ作品を上映。新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開される12月は全作品が見られる。ANAによると、スター・ウォーズ作品が機内上映されるのは、今回が世界初だという。
R2-D2ジェットは、ウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づくもの。ANAは、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開する。同プロジェクトを通じて、ANAブランドの世界的な認知度向上や他社との差別化を進める。
*写真は23枚(外観→ビジネスクラス→プレミアムエコノミー→エコノミー→エンジンなど→LED照明各種)。
*羽田到着時の写真特集はこちら。
*シアトルでのお披露目の写真特集はこちら。
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