クリスマス恒例となった日本航空(JAL/JL、9201)の新人客室乗務員(CA)有志によるミュージックベル演奏チーム「JALベルスター」の第1回目となる練習が10月8日、羽田空港内で行われた。
JALでは毎年年末に、ベルスターによるミュージックベル演奏を各地で披露している。結成は1995年で、今年で20周年を迎えた。今年は約60人の新人CAが応募し、入社1年目から3年目までの8人が選ばれた。
JALによると、20年目を迎えたこと以外にも、ディズニーのヒットアニメ映画『アナと雪の女王』から「Let It Go(レット・イット・ゴー)」を披露したことなどで新人CAの注目が集まり、今年は応募者が20人ほど増えたという。
8日は2015年メンバーの初顔合わせ。8人全員がピアノなどの演奏経験があることから、披露する曲をミュージックベル用にアレンジして楽譜を書いたり、実際にミュージックベルを手に演奏して感触を掴んでいた。
ベルスターは前年のメンバーが最低1人は翌年も参加し、演奏技術などを継承してきた。今年は入社2年目の木藤(きどう)咲月さんが昨年に続いて参加。前回は入社1年目では唯一のメンバーだった木藤さんは、入社前からベルスターに憧れていたという。昨年は市販の楽譜などを参考に、レット・イット・ゴーをミュージックベル用にアレンジした。
今年は「チャレンジJALベルスター2015 -明るい未来への挑戦-」をテーマに設定。JALグループが2014年6月から「チャレンジJAL」をスローガンに掲げていることから、自分たちも新しいことに挑戦しようと決めたという。
舞台で披露する8曲のうち、半分は新曲を選んだ。木藤さんは「新しい曲にチャレンジし、昨年と同じ曲も違うアレンジに挑戦します」と抱負を話した。
今年初めて参加するメンバーは、入社3年目の澤井紗世さん、入社2年目の鈴木友理江さんと井口くるみさん、荒井真衣さん、森田絵理さん、入社1年目の赤波江(あかばえ)聖歌さんと吉永恵子さん。
乗務の合間に練習し、全員が集まれるのは本番までに8回。11月28日と29日の函館を皮切りに、12月12日と13日に名古屋、20日と21日に札幌、24日と25日に羽田で公演する。
*JALベルスター2015メンバーの特集はこちら。
関連リンク
日本航空
JALベルスター2015
・ピアノアプリで楽譜作り 特集・息合ったミュージックベル目指すJALの新人CAたち(15年10月8日)
ベルスターの過去記事
・目で助け合う新人CAたち 20年目のベルスター、JALはなぜミュージックベルを演奏させるのか(14年12月25日)
・JALのCA、ミュージックベルでアナ雪「レリゴー」 20年目のベルスター、羽田で披露(14年12月23日)
・20年目のJALベルスター、CAがミュージックベル練習スタート(14年10月5日)
・JALベルスター、ミュージックベルで魅了 3年ぶり新人CA「アイコンタクトが大事」(13年12月23日)
・CAのミュージックベル合図にオケと合唱団のフラッシュ・モブ JALが羽田で(12年12月24日)