日本観光振興協会(日観振)と日本旅行業協会(JATA)が主催する世界最大級の旅行イベント「ツーリズムEXPOジャパン」が9月25日、東京・江東区の東京ビッグサイトで開幕した。25日は報道・業界向けで、一般公開は26日から27日まで。期間中の来場者数は17万人を見込む。
全国47都道府県の自治体や団体をはじめ、141カ国・地域から航空会社や旅行会社、自治体など1161の企業・団体がブースを出展し、観光の誘致やサービスを紹介する。
航空券が当たるイベントも
北海道新幹線の新青森-新函館北斗間が2016年3月26日に開業することから、沿線の青森県や北海道、JR東日本とJR北海道も出展しており、東北・北海道新幹線の最上級シート「グランクラス」の体験コーナーも設けた。また、中央アジアコーナーも設け、カザフスタンやキルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン各国のブースで、民族衣装を着たスタッフが出迎える。
日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)をはじめ、内外の航空会社10社も出展。LCCはジェットスターグループ、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)、春秋グループがブースを設けた。JALのブースではシートの展示のほか、江戸時代の日本をモチーフにしたメモ帳が配られ、ピーチは8月に就航した羽田-台湾線の航空券購入などに使えるポイントが当たるイベントを開催していた。
会場内に設けた3つのステージでは、各団体が催し物を開催。民族舞踊やダンスショー、三味線や和太鼓の演奏、トークセッションなどが開かれる。自治体のゆるキャラも、熊本県の「くまモン」や群馬県の「ぐんまちゃん」などがステージに登場する。
また、日本全国の丼ものを集めた「全国ご当地どんぶり選手権」や、各国の樽生ビールを集めた「世界のグルメ名酒博」、トルコのケバブやハンガリー料理など各国の料理を提供するフードコートも併設している。
オールジャパン2回目のイベント
展示会は26日が午前10時から午後6時まで、27日が午前10時から午後5時まで。入場料は当日券が大人1300円、学生700円。保護者同伴の小学生以下と中学生・高校生は無料。
ツーリズムEXPOジャパンは、2013年までは日観振主催の「旅フェア日本」、JATA主催の「JATA旅博」と別々で開催されていたものを、2014年から統合して開催。オールジャパン体制で「観光立国日本」をアピールする。
2013年の来場者数は旅フェア日本が8万1287人、JATA旅博が13万1058人。前回2014年のツーリズムEXPOは15万7589人が来場しており、今年はさらなる上積みを目指す。
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ツーリズムEXPOジャパン
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