エアライン — 2015年8月20日 23:20 JST

JAL、ファーストクラスで獺祭 9月から日本酒刷新

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 日本航空(JAL/JL、9201)は8月20日、国際線ファーストクラスとビジネスクラスの全路線で提供する日本酒を、9月から刷新すると発表した。いずれも純米大吟醸で、ファーストでは山口県・旭酒造の「獺祭・磨き二割三分」などを用意する。

JALが9月から国際線ファーストとビジネスで提供する(左から)磯自慢、獺祭、梵、東洋美人=8月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 純米大吟醸は、酒米(さかまい)を低温で長期間発酵させてかすの割合を高くし、特有な香りがするように醸造した吟醸酒のうち、50%以上磨いた酒米、米こうじ、水の3つのみを原料とした日本酒。味と香り、色つやが特に良いのが特徴で、一般に熱燗よりは冷やして飲む方が酒の持つ味を楽しめる。JALでは現在、ファーストとビジネスでは、すべて純米大吟醸を提供している。

 9月1日から11月30日まで提供するのは、ファーストは山口県・旭酒造の「獺祭・磨き二割三分」と、静岡県・磯自慢酒造の「磯自慢 中取り純米大吟醸 アメジスト」。ビジネスでは、山口県・澄川酒造場の「東洋美人 純米大吟醸」と福井県・加藤吉平商店の「梵 純米大吟醸」を提供する。

 獺祭・磨き二割三分は、酒米の山田錦を23%磨いたもので、精米時間に168時間かかる。23%の磨きで仕込んだもののうち、蔵元の基準を満たしたものが磨き二割三分として出荷される。

 磯自慢は、もろみを搾る際に味と香りのバランスが優れた「中取り」で、市販品とは別に仕上げている。

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日本航空
旭酒造
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