エアライン, 空港 — 2015年8月20日 00:14 JST

エア・ドゥとANA、中部・広島新路線で共同運航

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 エア・ドゥ(ADO/HD)と全日本空輸(ANA/NH)は8月19日、10月25日に始まる冬ダイヤからエア・ドゥが運航する新規3路線で、コードシェア(共同運航)を実施すると正式発表した。

エア・ドゥの737=14年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象となるのは、エア・ドゥが新規開設する札幌-中部線と広島線、函館-中部線の3路線。同社が中部空港(セントレア)と広島空港に乗り入れるのは初めてで、札幌-中部線は1日3往復、札幌-広島線と函館-中部線は1日1往復ずつ運航する。

 運航機材はボーイング737-700型機(144席)。2016年1月に退役する737-500(126席)も投入する。エア・ドゥの関西・中国方面は、札幌から神戸便を1日2往復、岡山便を1日1往復運航。函館路線は羽田便(1日2往復)に続き2路線目となる。

 一方、ANAは10月25日から札幌-中部線を現在の1日6往復から4往復へ減便し、札幌-広島線と函館-中部線(いずれも1日1往復)は運休する。エア・ドゥは現在運航する9路線すべてでANAとコードシェアを実施しており、これに新規3路線が加わる。

 ANAは、国際線の提供座席数を2016年度に同社では初めて、国内線と同等にする計画を進めている。成長が見込めない国内線は、「シェア維持と徹底した効率化」を掲げていることから、エア・ドゥとのコードシェアを拡大することで、国際線に経営資源を振り向けるとみられる。

 ANAの親会社であるANAホールディングス(9202)は2015年3月31日現在、エア・ドゥに13.61%出資。筆頭株主である日本政策投資銀行(DBJ)の32.49%に次ぐ出資割合となっている。

運航スケジュール
札幌-中部線
札幌発中部行き
HD130 札幌(08:00)→中部(09:55)
HD132 札幌(10:40)→中部(12:35)
HD136 札幌(15:15)→中部(17:10)

中部発札幌行き
HD133 中部(13:05)→札幌(14:45)
HD135 中部(14:50)→札幌(16:30)
HD137 中部(17:40)→札幌(19:20)

札幌-広島線
札幌発広島行き
HD118 札幌(18:40)→広島(20:55)

広島発札幌行き
HD115 広島(08:50)→札幌(10:40)

函館-中部線
函館発中部行き
HD128 函館(12:30)→中部(14:10)

中部発函館行き
HD127 中部(10:35)→函館(12:00)

関連リンク
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