Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは! 客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD」です。
前回は、「安全のしおり、なぜ必要?」と題し、機内に搭載されている安全のしおりが皆さんに伝えたいメッセージについてご紹介しました(関連記事)。
季節は8月に入り夏真っ盛り。日本列島は高気圧に覆われ、全国的に35度を超える気温が続いています。
炎天下の中、せっかくの夏休みを満喫しようと、飛行機で旅行される方も多いのではないでしょうか。今回は、機内で快適にお過ごしいただくために、機内で発生しやすい症状とその対策についてお伝えします。
飛行機内の環境は特殊
みなさんは、機内の環境と地上にいる状態を比較した際、どういった違いがあるかをご存知ですか?
通常、飛行機は地上から約3万3000フィート(高度約1万メートル)を飛行しています。飛行中の機内気圧は地上より低く、約0.7から0.8気圧で、標高約2000メートルの山に登っているのと同じような状態(富士山の5合目程度)です。
そのため、気圧が低いと人間の体はいつもより低酸素状態となり、気圧の変化にともない体調を崩しやすくなるのです。
こうした機内では、どのような症状が発生しやすいのでしょうか。今回は2つの症状と対策をご紹介します。
耳の中がキーン、航空性中耳炎
機内の気圧変化が一番起こりやすいのが、離陸・着陸時の各15-30分間だと言われています。皆さんの中でも、耳の中でキーンという音が鳴り、耳づまりとともに激しい痛みを感じた経験をお持ちの方が、いらっしゃるのではないでしょうか。
この症状は、気圧の変化によって耳管や副鼻腔が影響を受けて発生する「航空性中耳炎」です。旅行前に風邪をひいている、または
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