ピーチ、羽田－台北線で弾丸旅行も　井上CEO「台湾での知名度すごい」

　ピーチ・アビエーション（APJ/MM）は8月7日、翌8日の国内LCCでは初の羽田発着便となる台北線開設を記念したトークイベントを都内で開催した。祖父母が台湾在住のモデル・舞川あいくさんと、長崎出身で2015ミス・ユニバース・ジャパンの宮本エリアナさんが登壇し、同社のイメージや台北線の使い方についてに語った。

ピーチの羽田－台北線就航イベントに出席した舞川あいくさん（左から2番目）と宮本エリアナさん（右から3番目）。中央は井上CEO＝8月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　トークショーに先立ち、同社の井上慎一CEO（最高経営責任者）が登壇。羽田－台北（桃園）線の使い方などを説明した。

　羽田発のMM1029便は羽田を午前5時55分に出発し、午前8時30分に台北に到着する。MM1028便は台北を午前0時30分に出発し、羽田には午前4時45分に到着する。現地滞在時間が16時間。日本から出発する台北便の中で、最も早く到着することから、井上CEOは「日帰りの“弾丸旅行”に使える」とアピールした。

　台湾在住経験のある井上CEOは、自身が考える弾丸旅行のプランを披露。「故宮博物院に行って、足つぼマッサージで休憩して、士林の夜市を楽しむ」とした。

　羽田－台北線は、同社4路線目の台湾路線となる。井上CEOは同社の台湾での知名度について、現地の調査会社が実施したリサーチの結果を引用し、「だんとつの首位」と説明。台湾に乗り入れているLCC16社を対象にした認知度調査で、ピーチの知名度が1位だったという。井上CEOは現地時間5日、台北で実施した記者会見の様子を「現地記者の反応がすごい。台湾でのブランド力が上がったことを実感している」と話した。

　「ピーチの機体はビビッドな色使いでかわいい」と話す舞川さんは、これまで同社を利用したことはなかったという。友人から勧められたものの、搭乗する機会がなかったようで、羽田－台北の就航で「乗る機会が増えそう。何度でも渡台できそうでうれしい」と話した。

　幼いころは年に数回渡台していた舞川さん。最近は「高いから止めておこうかな」と思うこともあるという。

　宮本さんは以前、関空からの九州路線を月に2-3度使用していた“ヘビーユーザー”。片道7680円からの設定については「新幹線よりも安い」と驚いた様子。「日帰りできる。台湾には行ったことがないので、とても楽しみ」と話した。

　羽田－台北線は8日に運航開始。当初は火曜を除く週6往復で運航する。10月25日からの冬ダイヤからは、1日1往復のデイリーに増便する。

運航スケジュール（15年8月8日から15年10月24日）
MM1029 羽田（05:55）→台北（08:30）運航日：月水木金土日
MM1028 台北（00:30）→羽田（04:45）運航日：月水木金土日
* 10/17と24はMM1028/1029便ともに運休。
* 木曜と日曜のMM1029便は、午前9時に台北着。

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ピーチ・アビエーション

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