8月5日に累計搭乗者数が1000万人を突破したジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は6日、機内で記念品が当たる抽選会を実施した。
2012年7月3日の就航から、3年1カ月で達成。国内LCCでは最短で1000万人に達した。6日は、成田空港で片岡優会長や客室乗務員、同社のキャラクター「ジェッ太」が乗客を出迎え、メッセージカードを配った。
片岡会長は成田を正午に出発する関西空港行きGK205便(乗客173人)と、関空を午後4時35分に出発する成田行きGK206便(同180人満席)に搭乗。記念品の機体を描いたクリスタルと3900円相当のバウチャー(クーポン券)を、座席番号が書かれたくじを片岡会長が引いて抽選し、当選した乗客にプレゼントした。6日は片岡会長が乗った2便以外にも、全便で同じ抽選会を開催した。
1000万人に達したジェットスター・ジャパンは、黒字化が今後の課題となる。片岡会長は、「昨年2014年6月期決算が一番ボトムだったと思う」と述べ、「業績は改善しているので、具体的にいつとは言えないが、出来るだけ早急に黒字化したい」として、黒字化の時期については明言を避けた。
今後の路線展開は、従来通りエアバスA320型機が飛べる片道4時間以内の国際線を中心に進める。「北アジアや東南アジアで収益が見込め、需要が高いところを検討している」と述べ、需要が旺盛な台北などを視野に、開設を急ぐ。
一方で、成田空港は午後11時から午前6時までは運航出来ない。機体の有効活用策として、午後11時までに成田を出発し、翌朝6時すぎに成田へ戻る国際線の運用を検討する。
また、競合のピーチ・アビエーション(APJ/MM)も、6日に累計搭乗者数が1000万人に達した(関連記事)。
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【お知らせ】
タイトルを変更しました。(2015年8月6日 22:56 JST)