日本航空(JAL/JL、9201)は、地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」第50弾として、8月1日から知床を中心とした北海道を取り上げている。機内やラウンジなどで県をイメージした料理や特産品を扱う。31日まで。北海道は2012年1月の第9弾で初めて特集し、今回で5回目。
国内線ファーストクラスの機内食は、斜里町のリゾートホテル「知床グランドホテル北こぶし」の総料理長、辺見徳士氏がプロデュース。上旬は元斜里町の豚を使用した冷しゃぶと、ツブ貝、サンマなど海の幸、中旬は知床の郷土料理「チャンチャン焼」、下旬は春から初夏にかけて水揚されるサケ「時不知(ときしらず)」の柚庵焼(ゆうあんやき)を用意する。茶菓には札幌・手稲の洋菓子店「benbeya(べんべや)」の「まっちゃクッキー」を提供する。
午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。午後3時40分那覇発羽田行きJL914便でも提供する。
羽田空港の国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジ、新千歳空港と伊丹空港のサクララウンジでは、道内の銘酒や銘菓を提供。じゃがいも焼酎「北海道 清里〈樽〉」や北海道の天然水と道内でポピュラーな果物「ハスカップ」を使用した「い・ろ・は・す ハスカップ」などを用意する。このほか、鹿肉のジャーキーやおつまみ昆布なども提供する。
道内発着のJALグループ便を対象運賃で利用した乗客を対象に、抽選でボーナスマイルが当たるキャンペーンを実施。期間中に専用サイトから申し込むと、100人に1000マイルをプレゼントする。実施期間は10月31日まで。対象空港は新千歳、丘珠、利尻、女満別、旭川、釧路、帯広、函館、奥尻の各空港。
JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、道の特産品や名物を用意した。羅臼産のいくら醤油漬け80グラムを9セット、羅臼産の無着色たらこ400グラムを2つ、知床牛のモモ肉700グラム、羅臼産の地鮭詰め合わせをそれぞれ1万マイルで交換する。申し込み期間は10月31日まで。
ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。7月には第49弾として、宮崎県を特集した。2014年3月の第34弾では帯広、2015年2月の第44弾では函館を特集している。
関連リンク
JAPAN PROJECT(日本航空)
・JAL、7月は川越シェフの機内食 「ジャパンプロジェクト」宮崎特集(15年6月30日)