日本航空(JAL/JL、9201)と岩手県は7月25日、東京・東銀座にある同県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で、特産品販売や観光パンフレットを配布した。
アンテナショップでは、特産品の3割引販売が行われたほか、JALの植木義晴社長や岩手県出身のパイロット、客室乗務員(CA)、整備士らが通行人を呼び込んだ。
特産品の特売のほかにも、JALの制服試着撮影会も開かれ、家族連れがパイロットやCA、空港旅客係員、整備士などの制服を着て、スマートフォンで写真に収めていた。岩手名物「わんこそば」をモチーフにした県のゆるキャラ「そばっち」も登場。来場者に岩手をピーアールした。
JALでは、グループのジェイエア(JAR/XM)が同県の花巻空港から1日に伊丹と札幌へ4往復ずつ、福岡へ1往復運航。機材はエンブラエル170(E170)型機とボンバルディアCRJ200型機で、E170が76席、CRJ200が50席となっている。
ジェイエアはCRJ200の退役を進め、E170へ機種統一後、三菱航空機が開発中の国産ジェット機MRJを、2021年から7年程度かけて導入する見込み。現在は3路線のうち、伊丹線のみE170で運航しているが、札幌線と福岡線にもE170が導入され、座席数が増える見通し。
JALは2011年3月に起きた東日本大震災の発生直後から、臨時便の運航などで被災地を支援。2013年6月に始めた「行こう!東北へ」プロジェクトでは東北全6県と連携し、各県の特産品販売を手伝い、観光ピーアールするイベントを定期的に開いている。
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