民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)の2015年6月利用実績は、ロードファクター(座席利用率、L/F)が69.0%と、前年同月を3.4ポイント上回った。
路線撤退や減便などにより、提供座席数が28.5%減の63万7554席と大幅に減少したことで、L/Fを押し上げた。
搭乗者数は、2015年度に入り初めて前年同月の値を20%以上割り込む24.2%減の43万4024人と、8カ月連続で下回った。
6月の運航路線は前月と同じ19路線。路線別でL/Fを見ると、羽田-札幌線、神戸-札幌線と仙台線、米子線、鹿児島線、那覇線、福岡-札幌線と那覇線の8路線が前年割れとなった。最低値は、神戸-米子線の22.3%(22.7ポイント低下)だった。
このうち神戸路線は、搭乗者数も前年同月比で10%以上落ち込む路線が、8路線中6路線と目立った。また神戸路線も含む全19路線中12路線(全体の63.2%)で、搭乗者数が前年同月を割り込んだ。中には神戸-鹿児島線のように、提供座席数が前年同月並みながらも、25%以上乗客が減った路線もあった。
羽田発着は5路線で、L/Fは福岡線が81.5%(前年同月比4.4ポイント上昇)、札幌線も80.0%、残り3路線は60%から70%台だった。また、札幌線を除く4路線が前年同月を最大6ポイント上回った。
各空港の発着路線ごとの実績詳細は下記の通り。
羽田
羽田発着5路線のうち、最もL/Fが高かった路線は福岡線で81.5%(前年同月比4.4ポイント上昇)。搭乗者数は9万4452人(1.6%増)、提供座席数は11万5935席(3.9%減)だった。2014年6月から運航していた、全席に座席幅が広い「グリーンシート」を備えたエアバスA330-300型機(271席)を、2月から他路線と同じボーイング737-800型機(177席)に小型化している。
福岡線に次ぐL/Fだったのは札幌線で80.0%(5.0ポイント低下)。搭乗者数は6万8007人(5.6%減)、提供座席数は8万4960席(0.2%増)だった。
そのほかの羽田路線のL/Fは、
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