全日本空輸(ANA)は7月18日、公募増資の発行価格を1株184円に決定したと発表した。払込期日は25日で、最大1751億円を調達する。
同日ANAが提出した有価証券届出書によると、調達資金は当初予定の最大2110億円から359億円目減りし最大1751億円となる。3日に公募増資を発表したが、その後株価が下落したため減少した。18日の終値は192円で、ディスカウント率は4.17%。
ANAの公募増資は2009年7月以来3年ぶりで、国内の主幹事は前回に引き続き野村証券が務める。
調達資金はボーイング787型機など経済効率の高い航空機購入やアジア市場での事業強化など、成長の見込める国際線の旅客事業に充てる予定。
今後の機材への投資計画は予備部品なども含めて計5774億6300万円で、内訳は787が3744億7400万円で最も多く、三菱航空機のMRJ90が484億3800万円、777-200ERが332億4700万円、737-800が291億9900万円、ボンバルディアDHC-8-Q400が56億4600万円となっている。
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