ボーイングは現地時間6月16日、オランダのアムステルダムを拠点とする航空機リース会社エアキャップが、737 MAX 8を100機発注したとパリ航空ショーで発表した。カタログ価格で総額107億ドル(約1兆3205億円)相当で、エアキャップが737 MAXを発注するのは初めて。
737 MAX 8の座席数は最大189席(1クラス仕様)で、737-800の後継機。CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を搭載し、燃費を14%以上改善するとしている。
737 MAXシリーズは、737 MAX 8とLCC向けに同機の座席数を増やした737 MAX 200のほか、最大149席(1クラス)の737 MAX 7、同215席の737 MAX 9の計4機種がある。737 MAX 8のローンチカスタマーであるサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。
エアキャップは航空機約1800機を保有や管理するリース会社。世界90カ国以上で、200以上の顧客にサービスを提供している。2014年には、米国の大手航空機リース会社ILFC(インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション)を買収している。
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