航空機内装品大手のジャムコ(7408)は、人感センサーなど新技術を取り入れた次世代の航空機用ラバトリー(化粧室)を提案するモックアップ「Lavatory X」を製作した。
このモックアップは、4月に独ハンブルクで開かれた「エアクラフト・インテリア・エキスポ」で展示。デザイナーの和田智氏とコラボレーションし、タッチレスや人感センサーといった新技術を取り入れ、清潔で斬新なものを目指した。モックアップでコンセプトを航空会社などに提示し、受注につなげていく。
同社製ラバトリーの世界シェアは5割。747-8と777X、777、787、767については、ボーイングへ独占供給している。777-300ER向けには、広さをやや狭くして設置面積を小さくする「スリムラインラバトリー」の導入を、2016年から始める。
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