アメリカン航空(AAL/AA)とカンタス航空(QFA/QF)は現地時間6月9日(日本時間10日)、米国と豪州間の新路線を12月から開設すると発表した。当局の承認が条件で、両社で共同事業を展開する。
ロサンゼルス-シドニー線をAALの運航便として、シドニー-サンフランシスコ線をQFAの運航便として開設。ロサンゼルス線は12月17日から直行便で週7往復で新設し、サンフランシスコ線は12月20日から再開(23日から25日と31日は運休)し、2016年1月から週6往復に増やす。
機材はAALのロサンゼルス線がボーイング777-300ER型機で、QFAのサンフランシスコ線は内装をA380と同等にしたボーイング747-400型機で運航する。
座席数はAALの777-300ERがファースト8席(1-2-1席配列)、ビジネス52席(1-2-1席配列)、エコノミーのメインキャビンエクストラが30席(3-3-3席配列)、メインキャビンが220席(3-4-3席配列)の計310席、QFAの747-400がビジネス58席(2-2席、2-3-2席配列)、プレミアムエコノミー36席(2-4-2席配列)、エコノミー270席(3-4-3席配列)の計364席となる。
AALのダグ・パーカーCEO(最高経営責任者)は、「われわれの利用者は、太平洋地域の重要なビジネス渡航先の拡大を求めている」と、シドニー線開設を決めた経緯を語った。QFAのアラン・ジョイスCEOは、「米国から豪州を訪れる旅客の増加を期待している」と述べた。
AALとQFAは、ともに航空連合のワンワールド・アライアンスに加盟している。
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