アリタリア-イタリア航空(AZA/AZ)は現地時間6月4日、新ブランドイメージを導入したと発表した。機体の新デザインは、1969年に発表されたデザインを踏襲しつつ、現代的なものに刷新したという。
同社の機体デザインは、1969年から2005年まで使用されたサンフランシスコのウォルター・ランダー氏によるデザインや、この時に導入したロゴを2005年以降の現行塗装でも踏襲。航空機の垂直尾翼を図案化した「Aマーク」は、同社を象徴するロゴとして親しまれている。
新デザインでもAマークは使用されるが、同社ではスポーツカーの車体のラインの影響を受け、より魅力的に見えるように細部や陰影に変更を加えたという。機体の胴体はパールホワイトで塗装され、、直安定板まで伸びた白いラインは、速さを連想させるようにした。
機内も一新する。ビジネスクラスにはイタリアの家具メーカー、ポルトローナ・フラウ社がデザインした、高級革張りのフルフラットシートを導入。同社のエアバスA330型機とボーイング777機前期に導入していく。
ビジネスの機内食では、伝統的なイタリア料理を提供。乗客が食事する時間を自由に選べる同社では初のサービス取り入れる。また、長距離路線では、機内無線LANによるインターネット接続サービスも提供するという。
新デザイン導入により、モダンさやイタリアそのものと言える航空会社を目指す。今後は空港のラウンジ刷新や、新制服導入も進めていく。
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アリタリア-イタリア航空