エアバス, エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年5月20日 18:27 JST

シンガポール航空、A350 XWBを3機受領へ 15年度機材計画

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 シンガポール航空(SIA/SQ)がこのほど発表した機材計画によると、2016年3月までにエアバスA350-900型機とA330-300型機を3機ずつ、ボーイング777-300ER型機を2機受領する。2016年3月の保有機数は合計で106機となる見込み。

16年3月までに106機を保有するシンガポール航空=13年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 退役はA330-300が4機、777-200が2機、777-200ERと777-300が1機ずつの計8機。いずれもリース期間満了による退役となる。また、11機の777-300ERと19機のA380全機にはプレミアムエコノミーを設定する。提供座席数は横ばいとなる見通し。

 2015年1-3月期(第4四半期)は、777-300ERとA330-300を2機ずつを受領。777-200ERとA330-300を1機ずつ、リース返却に備え退役させた。2015年3月31日時点の保有数は、777シリーズが57機、A330-300が29機、A380が19機の計105機。平均機齢は7年1カ月となっている。

 子会社のシルクエアー(SLK/MI)は、2016年3月までに737-800を5機受領し、A320を2機とA319を1機退役させる。保有数は29機となる見込みで、提供座席数は13%増加する見通し。

 2015年1-3月期には737-800を1機受領。2015年3月31日時点の保有数は、A320が13機、A319が5機、737-800が9機の計27機となっている。

 系列LCC(低コスト航空会社)のスクート(SCO/TZ)は、2015年1-3月期に787-9を2機受領。2機の777-200のうち、2月に1機をSIAへ返却し、残りの1機を4月に売却した。2015年3月31日時点の保有数は777-200が4機、787-9が2機。2016年3月までに787を11機保有し、提供座席数は約30%増加する見通し。

 タイガーエア(TGW/TR)は2015年3月31日時点で、A320を24機保有している。2016年3月までにタイガーエア台湾(TTW/IT)にA320を1機サブリースする予定。航空貨物を扱うシンガポール航空カーゴ(SQC/SQ)は747-400を8機、引き続き保有する。

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