ボーイングは現地時間5月4日、ルフトハンザ・グループと同グループに属するスイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)から777-300ER型機を3機追加受注したと発表した。カタログ価格で総額9億9000万ドル(約1187億円)。
SWRは2013年に777-300ERを6機発注済み。今回の追加発注で9機となった。今回の発注は3月に発表した発注コミットメントに基づくもの。長距離国際線用の機材として導入する。
15機のエアバスA340-300(219席:ファースト8、ビジネス47、エコノミー164)が、平均機齢12.3年と老朽化が進んだことに伴い、2016年から置き換えを進める。777-300ERを導入により、A340-300と比べて1便あたりの提供座席数は約100席増え、1座席あたりの運航コストは25%減、1座席あたりの燃費は23%減となる。また、ペイロードは12%、貨物搭載量は18%増える。
同社は49カ国106都市に就航しており、機材数は95機。A320やA330-300、A340-300など、エアバス機を主に導入している。
関連リンク
スイス インターナショナル エアラインズ
Boeing
ボーイング・ジャパン
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