エアバスの総2階建て超大型機A380が、初飛行から10周年を迎えた。
A380は2005年4月27日に初飛行を実施。現在約45都市へ、およそ100路線で運航されている。これまでに18社から317機の受注を獲得し、13社により150機以上が運航されている。
エアバスによると、毎月約200万人の乗客を運び、世界中の空港で4分ごとに離着陸を行っている計算になるという。初号機は2007年10月15日、シンガポール航空(SIA/SQ)へ引き渡された。
メーカー標準の座席数は、ファーストとビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス構成で544席。最大853席にものぼる。航続距離は1万5200キロメートル(8200海里)、最大離陸重量は575トンで、LD3コンテナは38個搭載できる。
エンジンは、英ロールスロイス製トレント900と米エンジンアライアンス製GP7200の、いずれかを選べる。
3月末時点で156機を引き渡し済み。最大顧客はエミレーツ航空(UAE/EK)で、140機のA380を発注済みで、59機を運航中。2階に設けられた機内シャワーやラウンジなどのサービスが、特徴となっている。
関連リンク
10 years Anniversary of A380(YouTube)
Airbus
エアバス・ジャパン
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