ボーイングは現地時間7月10日、737型機のエンジン換装型で開発中の737 MAXの最大離陸重量と航続距離、2クラス時の座席数を発表した。
737 MAXは主力の737-800など現行の737NG(次世代型737)よりも航続距離が741から1000キロメートル(400から540海里) 伸びる。737-800の航続距離は5704キロメートル(3080海里)だが、後継となる737 MAX 8は6704キロメートル(3620海里)と1000キロメートル延びる。737 MAX 8の最大離陸重量は、737-800の79トン(17万4200ポンド)から3トン増の82トン(18万1200ポンド)となる。2クラス時の座席数は737-800と変わらず162席。
ボーイングでは、ライバルのエアバスA320neoと比べ、737 MAX 8の座席あたりの運航コストは8%優位だとしている。また、2017年のデリバリー開始に向けて軌道に乗っているという。
737 MAXマーケティング担当副社長のジョー・オジメック氏は、「737 MAXは非常に高い競争力を持った機体だ。2012年末までに1000機の確定発注を得られるだろう」と語った。
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Boeing
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