韓国のアシアナ航空(AAR/OZ)が運航するソウル(仁川)発広島行きOZ162便(エアバスA320型機、登録番号HL7762)が4月14日夜、広島空港へ着陸時に滑走路を逸脱する事故を起こしたため、15日は滑走路が終日閉鎖となった。広島を発着する全便が欠航したことで、5000人以上に影響が出た。16日も午前の便を中心に、欠航などの影響が出ている。(17日から運航再開。こちらをご覧ください)
16日の広島発着便は、全日本空輸(ANA/NH)が8便、日本航空(JAL/JL、9201)は9便の欠航を決定。両社で約2660人に影響が出る見通し。ANAでは、羽田−岩国線の機材を、エアバスA320型機(166席)からボーイング767-300型機(270席)へ大型化して運航する予定。767の座席数は、機材繰りにより異なる場合がある。
OZ162便は14日午後8時すぎ、広島空港の滑走路(磁方位28)へ東側から進入して着陸後、滑走路を逸脱。滑走路脇にあるILS(計器着陸装置)のローカライザーの一部が壊れ、機体も左エンジンや水平尾翼などが破損した。
国土交通省によると、乗客25人と客室乗務員2人の計27人がけがをした。また、運輸安全委員会(JTSB)は15日、航空事故調査官3人を現地に派遣している。
(17日から運航再開。こちらをご覧ください)
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