エアバス, エアライン, 機体 — 2015年4月2日 13:15 JST

ANA、A321neoなど7機正式発注

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバスは日本時間4月2日、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)からA321従来型(A321ceo)を4機、A321neoを3機を正式受注したと発表した。ANAHDは今年1月に発注する意向を示していた。

ANAのA321neoイメージ(エアバス提供)

 A321ceoには、燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備する。A321neoには、ゆったりとした座席配置が可能になったオプション「キャビン・フレックス」も設定する。扉を左右に1つずつ追加し、前方の非常口部分に座席を配置するもので、より多くの座席を設定できるようにした。

 A320neoも発注済みで、シャークレット付きのA321など、これら3機種を日本で導入するのはANAHDが初めて。標準の座席数は、A321ceoが220席、A320neoが180席、A321neoが240席。

 ANAHDは2014年7月にA321neoを23機、A320neoを7機発注済み。今回発注分を加えると、計37機のA320ファミリーを導入することになる。A320neoが2016年度から2018年度、A321neoは2017年度から2023年度に受領する。

 A321ceoは2016年度に、今回発注分のA321neoは2020年度から2021年度にかけて受領する。いずれも自社購入だが、A321ceoは購入後リース会社に一旦売却し、リース契約を結ぶ「セール・アンド・リースバック」で導入。A321neoを2020年度から導入するまでのつなぎで、長期保有は前提としていない。

 ANAは1998年4月から2008年2月まで、最大で7機のA321(シャークレットなし)を運航していた。

関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
ANAホールディングス
全日本空輸

ANA、「ピタッとフリート」で90億円収支改善 退役間近の777、国内線で活用(15年2月21日)
ANA、787-10正式発注 最大サイズの787、19年度から国内線に(15年3月28日)
ANA、787-10やA321neoなど15機発注へ(15年1月30日)
ANA、777-9XとA321neoなど70機正式発注 16年度から受領(14年7月31日)