中部国際空港会社は3月24日、国内線小型ジェット機に適用している着陸料の割引を継続すると発表した。100席以下の機体を対象に80%を割り引く。2017年3月31日まで実施する。
中部空港(セントレア)では、1回あたりの着陸料を1トンにつき1660円に設定。割引適用後は332円となる。重量33トンのボンバルディアCRJ700型機(70席)の場合、適用前の5万4780円から1万956円に割り引く。
現在、セントレアに小型ジェット機で乗り入れるのは、アイベックスエアラインズ(IBX/FW)のみ。1日あたりの便数は、仙台便が3往復、福岡便が1往復、大分便が2往復で、すべてCRJ700で運航している。
そのほか、フジドリームエアラインズ(FDA/JH)が2016年以降にセントレア発着路線を検討している。FDAの運航機材はエンブラエル170型機(E170、76席)とE175(84席)。
全日本空輸(ANA/NH)のリージョナル機を使用している路線としては、中部-秋田線、仙台線、新潟線、松山線などがあり、ANAHDの子会社ANAウイングス(AKX/EH)が、ボンバルディアDHC-8-Q400型機(Q400)で運航している。Q400は74席ではあるものの、プロペラ機のため割引適用外となる。
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中部国際空港 セントレア
アイベックスエアラインズ
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