エアライン — 2015年3月23日 09:37 JST

JAL、「なでしこ銘柄」初選出 経産省と東証が選定

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、2014年度の「なでしこ銘柄」にこのほど選出された。経済産業省と東京証券取引所が共同で年に一度、女性の活躍推進に優れた企業を選出するもので、同社が選ばれたのは、今回が初めて。経産省と東証は、中長期の企業価値向上を重視する投資家に、魅力ある銘柄として紹介する。

女性の活躍推進企業としてなでしこ銘柄に選出されたJAL=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 選出にあたり、管理職への女性登用や、仕事と家庭の両立支援などが評価された。JALでは、2023年度末までにグループの女性管理職比率を、2013年度末時点の約14%を20%以上にし、同約10%である課長職以上に占める女性の比率を15%以上に増やすことを目標としている。

 経営幹部でも取締役10人のうち2人が女性で、このうち客室乗務員出身で、コーポレートブランド推進部担当の大川順子専務は社内取締役。また、取締役兼務者を除いた執行役員26人のうち、2人が女性となっている。

 同社による仕事と家庭の両立支援では、最大3年取得できる育児休職制度を設定。深夜勤務の免除や育児短時間勤務制度などの支援策を整え、多くの社員が利用しているという。

 なでしこ銘柄は、2014年3月にANAホールディングス(9202)が、日本の航空会社では初めて選ばれている。

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