エア・ドゥ(ADO/HD)とスターフライヤー(SFJ/7G、9206)は3月16日、連帯運送を29日から開始すると発表した。両社便の乗り継ぎや航空券の一括購入などで提携し、利用客の利便性を高める。
提携により、航空券の予約や購入を一括でできるようになる。旅行会社や両社の空港カウンターで受け付ける。ウェブサイトでの予約・購入は対象外。
搭乗手続きや手荷物は、チェックイン時に最終目的地まで一括で受け付ける。両社で導入している、空港での手続きなしで搭乗できる「スキップサービス」も、最終目的地まで利用できるようにする。搭乗手続きとスキップサービスは、乗り継ぎ地で同一のターミナルを利用する場合に利用できる。
提携を記念して、九州と北海道を訴求する共同キャンペーンを29日から実施する。ボーナスマイルや商品をプレゼントするもので、スタート前までに両社ウェブサイトで告知する。
連帯運送を締結すると、航空券の相互販売や手荷物の乗り継ぎ運送などが可能になる。ADOは全日本空輸(ANA/NH)やスカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ/6J)と、SFJはANAと実施している。
両社はそれぞれ、羽田空港に乗り入れている。3月29日からの夏ダイヤでの1日あたりの便数は、ADOの札幌便が11往復、旭川便と帯広便が3往復ずつ、函館便と女満別便、釧路便が2往復ずつ。SFJは北九州便を11往復、福岡便を8往復、関西便を5往復、山口宇部便を3往復運航している。
羽田ではSFJの北九州便が第1ターミナルを、それ以外のSFJ便とADO全便が第2ターミナルを使用している。
・スターフライヤーも「スキップ」導入 10月から空港手続き不要に(14年9月28日)
・エア・ドゥ、空港手続き不要の「スキップサービス」 10月から(14年9月24日)