ピーチ、就航3周年　関空でひなあられ配布

　就航3周年を迎えたピーチ・アビエーション（APJ/MM）は3月1日、関西空港第1ターミナルと南海電鉄の関西空港駅で客室乗務員が、桃の節句を前にひなあられを配り、3周年をピーアールした。

関西空港で就航3周年のひなあられを配り利用者と会話を弾ませるピーチの客室乗務員＝3月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

多くのピーチの乗客が並ぶ関空第2ターミナル＝3月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　同社は2012年3月1日、3機のエアバスA320型機（180席）で関空を拠点に札幌線と福岡線の国内線2路線を開設。初便の札幌行きMM101便は就航当日、混雑で定刻より17分遅れの午前7時17分に出発し、第一歩を踏み出した。

　その後、同年3月25日に長崎線、4月1日に鹿児島線、5月8日に初の国際線ソウル（仁川）線を開設。現在は14機のA320で国内線10路線、国際線7路線の計17路線を運航しており、3周年前日の2月28日には、累計搭乗者数が800万人を突破した。

　関空を拠点としていることから、搭乗券下部に「OOKINI!!」と印字したり、機内食でお好み焼きや明石焼きを取り入れるなど、就航時から地元色を打ち出している。

関空に到着するピーチのA320＝3月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　一方で、機体デザインには珍しい深い赤とピンクの中間色「フーシア」を採用し、おしゃれな雰囲気を醸し出すなど、既存の概念にとらわれない航空会社を目指す。

　就航3周年の1日は、6人の客室乗務員が第1ターミナルを通る利用者らに、ひなあられと記念ステッカーを配布。空港内の施設への行き方がわからない利用者に行き先を説明したり、会話を弾ませるなど、フレンドリーに接していた。

　同社は3月29日から、これまで関西線のみだった成田路線の拡充を進める。要望の多かった札幌線と福岡線を新設し、首都圏に本格進出する。

就航3周年でひなあられとステッカーを配ったピーチの客室乗務員＝3月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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