エアバスはこのほど、春秋航空(CQH/9C)にA320型機の新造機を、天津デリバリーセンター(ATDC)で引き渡したと発表した。CQH向け50機目となる機体で、中国工商銀行(ICBC)系リース会社、ICBCファイナンシャル・リーシングからのリースとなる。
同機は中国・天津の最終組立工場(FALC)で生産したA320ファミリー210機目となる機体。エコノミー180席を設定。エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56を採用した。
CQHは2005年7月からエアバス機を導入している。
FALCは2008年、エアバスと天津港保税区(TJFTZ)、中国航空工業集団公司(AVIC)とのJV(共同事業)で発足。仏トゥールーズ、独ハンブルクに続く3カ所目の拠点で、欧州以外では初めての施設となっている。2014年12月には、中国東方航空(CES/MU)にファミリー200機目となるA319を引き渡している。
ATDCでは2009年6月、四川航空(CSC/3U)に初めて引き渡し、100機目となるA320は2012年9月、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)に引き渡した。100機目には3年3カ月で、200機目には2年3カ月で到達した。
・エアバス、天津工場製A320ファミリー200機到達(14年12月4日)