エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2012年7月2日 10:36 JST

エミレーツ航空のA380成田就航 放水アーチで歓迎

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 エミレーツ航空(UAE)は7月1日、エアバスA380型機を成田-ドバイ線に就航させた。午後5時39分に小雨の降る成田空港へ到着したドバイ発成田行きEK318便は、空港の消防車による放水アーチで出迎えられた。(機内紹介の記事はこちら

成田空港に到着し、消防車による放水アーチで迎えられるエミレーツ航空のA380=7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

A380の快適性や乗り継ぎの利便性をアピールするUAEのジュズベリー副社長=7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 UAEは7月現在21機のA380を運航中で、これらを含むA380の総発注機数は90機で世界最多。エンジンはエンジン・アライアンス製GP7200を搭載する。

 座席数は489席で、アッパーデッキ(2階)がファーストクラス14席とビジネスクラス76席、メインデッキ(1階)がエコノミークラス399席となっている。ファーストクラスには2カ所のシャワールームを備えるなど、豪華な機内が特徴だ。

 今年10月で日本就航10周年となるUAEは、ドバイ経由で31都市へ乗り継げるなどの利便性とA380による快適性で他の航空会社との差別化を図る。来日したUAEのリチャード・ジュズベリー東アジア・オーストラレーシア地域上級副社長によると、直近の座席利用率(ロードファクター、L/F)は世界全体で81%、成田-ドバイ線は77%だという。

A380のファーストクラスを紹介するエミレーツ航空の客室乗務員=7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 UAEはA380を成田空港に就航させた5番目の航空会社となるが、これまではすべて第1ターミナルで、第2ターミナルへのA380就航は初。搭乗口は66番となる。

 また、東京-ドバイ路線については、成田空港の年間発着回数が27万回となる2013年夏期スケジュール以降に羽田空港への路線開設も予定されている。羽田空港へのA380就航の可能性についてジュズベリー副社長に尋ねると「成田-ドバイ線の評判にもよるので、これから検討していきたい」と述べるに留めた。(機内紹介の記事はこちら

運航スケジュール

EK319 成田22:00発 ドバイ03:50(翌日)着 月・木・金・土・日
(火・水は成田21:20発 ドバイ03:10(翌日)着)
EK318 ドバイ02:50発 成田17:35着 毎日

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