エアライン — 2015年1月31日 17:35 JST

ANA、CA9代目制服が最終日 2月から新制服

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 1月31日、全日本空輸(ANA/NH)の客室乗務員(CA)の9代目制服着用が最終日を迎えた。

9代目制服を着用して乗務するANAの客室乗務員=15年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 9代目制服が導入されたのは、2005年5月1日。同社創立50周年と羽田空港第2ターミナルへの移転を機に、1990年11月1日以来15年ぶりに刷新した。

 同社の経営理念「安心」と「信頼」を感じさせる濃紺を基本として、コーポレートカラーの「ブルー」とエレガントな「パープル」を基調に、「親しみやすさ」をイメージ。従来制服ではあまり使われることのなかった「ラメ糸」によるストライプを取り入れ、「新しさ」と「変革」を表現した。デザイナーは田山淳朗氏。

 選定にあたって、制服案を3タイプ作成して2004年5月27日に発表。同年6月1日から6月30日まで、機内やウェブサイトなどで利用者から意見を聞いた。このうち6日から25日は、羽田と伊丹、新千歳、名古屋、福岡、那覇の6空港で、3案の制服を着用した客室乗務員が搭乗口でPRした。

 利用者からの投票総数は8万333票。立体的でスタイリッシュなA案、フェミニンでエレガントなB案、シャープでマニッシュなC案のうち、同年8月24日にC案に決定した。利用者の約41%、CAの約45%の支持がC案に集まった。C案のマニッシュとは、女性が男性のような装いをすることで、ジャケットは小さめのショルダーラインにピークドラベル(剣襟)がポイントのデザインとなった。

 同制服は2005年4月18日、公益財団法人日本環境協会が認定するエコマーク基準「使用後回収・リサイクルする衣服」を取得。ジャケットとスカート、ブラウス、エプロンなどには、エコマークタグを製造時に縫着し、使用後は自動車の断熱材や吸音材、防音材などに再生利用される。

 あす2月1日に、10年ぶりに刷新される10代目となるCAの新制服は、ライトグレーのジャケットとチャコールグレーのスカート背面にブルーのラインを取り入れた。ブラウスは無地のブルーのほか、ツイード柄のブルーとピンクの3種類を用意。ANAでは、世界中の利用者が一目見ただけでANAとわかるデザインにした、としている。

 9代目CA制服と同時導入された地上旅客係員(GS)の6代目制服も、2月1日から新制服に切り替わる。

*ANA制服(CA・GS)の写真特集はこちら。
 写真特集・ANA10年ぶりの刷新
 第3回 ラメ糸ストライプがアクセント 9代目CA制服編
 第2回 襟首まわりにブルーライン 7代目GS制服編
 第1回 新制服は「挑戦」10代目CA制服編

9代目制服を着用して乗務するANAの客室乗務員=15年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

9代目制服を着用して乗務するANAの客室乗務員=15年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
ANA NEW UNIFORMS DEBUT!
全日本空輸

写真特集・ANA10年ぶりの刷新
第3回 ラメ糸ストライプがアクセント 9代目CA制服編(15年2月7日)
第2回 襟首まわりにブルーライン 7代目GS制服編(15年2月4日)
第1回 新制服は「挑戦」10代目CA制服編(15年2月1日)

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