日本航空(JAL/JL、9201)は1月21日、ボーイング787型機の長胴型となる787-9を、成田-ジャカルタ線(JL725/726便)から導入すると発表した。7月就航を予定している。
座席数はビジネス44席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー116席の計195席。ビジネスクラスにはフルフラットシート「スカイスイート」を導入する。2014年12月に就航した787-8の国際線新仕様機「スカイスイート787」と同じシートを採用するが、同一仕様の787-8(3クラス161席)と比べると、34席多い。時刻表では「SS9」と表記する。
エコノミーは787で標準的な横1列9席にせず、これまでの横1列8席配列を維持。9席配列と比べて、シート幅は約5センチ広くなる。プレミアムエコノミー並みのシート幅や足もとの広さで、快適性を訴求する。
また、スカイスイート仕様の787-8と同じく、全クラスのラバトリー(洗面所)に温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」を装備。無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」にも対応する。
JALでは787-8を25機、787-9を20機の計45機を発注済みで、エンジンは両機種とも米GE製GEnx-1Bを採用している。787-9は、導入初年度は2016年3月末までに3機を受領予定。2017年3月末には787-8は25機全機が揃い、787-9は8機となる見通し。
一方、競合の全日本空輸(ANA/NH)は、787-9を2014年8月から国内線に2機導入済み。初の国際線仕様機は今年3月に受領予定で、5月以降に1路線目の羽田-ミュンヘン線、8月以降に羽田-ジャカルタ線への投入を計画している。
*スカイスイート787の詳細はこちらの写真特集をご覧ください。
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スカイスイート 787(日本航空)
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