ボーイングは現地時間1月6日(日本時間7日)、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)が787-9型機を追加で2機確定発注したと発表した。カタログ価格で総額5億1400万ドル(約609億900万円)。
ANZは787-9のローンチカスタマー。今回の追加発注で発注数は12機となった。このうち、3機が引き渡し済み。エンジンは英ロールス・ロイス製トレント1000を搭載する。
座席数はビジネス・プレミア18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー263席の計302席。ビジネス・プレミアはフルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列、プレミアムエコノミーは2-3-2配列となる。エコノミーでは、横一列3座席が平らなソファーになるシート「エコノミー・スカイカウチ」も14列導入した。
初号機(登録番号ZK-NZE)は2014年4月にロールアウトし、7月に引き渡された。12月2日には成田-オークランド線に投入され、日本に初めて飛来した。
機体の塗装は、ニュージーランドを代表するシダの葉を用いた新デザイン。初号機は特別塗装と位置づける、黒を基調にシダの葉をあしらったもので、通常塗装は白をベースにシダの葉がデザインされる。
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