ボーイングは現地時間12月19日、マレーシア航空(MAS/MH)に100機目の737型機を引き渡したと発表した。100機目の機体は737-800で、マレーシア時間21日にクアラルンプールへ到着した。
MASへは1972年、737-200が同社初の737として引き渡された。同社は737-200を12機、737-200Cを1機、737-300を2機、737-400を41機、737-500を9機購入しており、現在は737-800を45機発注済み。今回の機体を含めると、35機を受領している。
同社の737-800は、内装にLED照明など787型機と同等のものを取り入れた「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用。アーチ状の天井やLED照明が特徴で、手荷物収納棚が大型化して設置場所も上方に移動したことで座席スペースを広くした。同社はスカイ・インテリアのアジア地域のローンチカスタマー。
737シリーズはこれまでに1万2500機以上を受注。このうち約2500機が新型エンジンを採用し、燃費を改善した開発中の737 MAXとなる。シリーズ合計で、これまでに8300機以上が引き渡され、4200機以上の受注残がある。現在の生産レートは月産42機で、2018年から月産52機に増産する。
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