全日本空輸(ANA/NH)は12月2日、台湾の中国信託商業銀行(CTBC BANK)と提携し、ジェーシービー(JCB)ブランドのクレジットカードを発行すると発表した。ANAカードを台湾で発行するのは初めて。
「CTBC ANA カード」で、年会費やマイル換算率の異なる2種類のカードを発行する。利用額に応じてポイントを付与。ポイントはANAのマイルに交換できる。プレシャスカードは年会費2000台湾ドル(約7669円)で、35ドルにつき1ポイントを付与する。プラチナカードは年会費1500ドルで、50ドルにつき1ポイントを付与。台湾居留証を保持している20歳以上の人を対象に発行する。
日本国内では、ANAカードマイルプラス提携店での利用で、マイルを自動的に付与する。台湾では、台北市内などの交通機関やコンビニエンスストアなどで使用できるICカード「悠遊カード」としても使うことができる。台湾でのJCB加盟店は27万店以上。
マイルなどをプレゼントする入会キャンペーンを、2015年3月31日まで実施。入会後30日以内に累計888ドル以上の利用が条件で、プレゼント内容はカード種別により異なる。
日本政府観光局(JNTO)の調査によると、台湾からの訪日客は2013年2月から21カ月連続で前年を上回っている。2013年は対前年比50.8%増の221万821人が来日した。2014年は10月までの累計訪日数は238万1200人。
ANAは成田-台北(桃園)線を1日1往復のデイリーで、羽田-台北(松山)線を1日2往復のダブルデイリーで運航している。
・ANA、アメックス最上位「プレミアム・カード」 年会費16.2万円(14年11月6日)
・ANAカード、電子マネー「iD」対応 10月から(14年9月30日)
・ANA、東急とパスモ一体型カード(14年1月15日)
・ANA、JR九州やJCBと提携カード 3月から会員募集(13年2月27日)