11月で創業85周年を迎えたハワイアン航空(HAL/HA)。8月からは羽田-ホノルル線と関西-ホノルル線で運航するエアバスA330-200型機に、プレミアムエコノミークラス「エクストラ・コンフォート・シート」を導入するなど、日本市場への対応を強化している。
このほど来日したテオ・パナジオトゥリアス上席副社長に、羽田路線の展望や福岡撤退といった日本市場の動向や、A330neoをはじめとする機材計画、LCC(低コスト航空会社)との競争などを聞いた。
──パナジオトゥリアス上席副社長も宍戸隆哉日本支社長も、アメリカン航空(AAL/AA)出身だが、HALとAALは深い関係があるのか。HALが2013年に米国運輸省(DOT)へ申請した羽田-ハワイ島コナ線は、同年12月1日に運休したAALの羽田-ニューヨーク線の発着枠を利用するものだ。
パナジオトゥリアス氏:偶然だった(笑)。宍戸支社長とはAAL時代、何年も同僚として一緒に仕事をしてきた。日本市場や業界について理解と経験があり、心強い。
AALとHALは関係ない。羽田に関してはAALと常識に従って行動しただけ。発着枠を(米国が)持っているのに、十分使い切っていないので、活用することが公共の利益につながる。弊社としては当たり前の要求をしたまでだ。
──羽田-ホノルル線のロードファクター(座席利用率)は。
パナジオトゥリアス氏:数字は公表できないが、非常に強い値。就航から4年だが、成熟してきた。
──羽田の時間帯は満足か。
パナジオトゥリアス氏:満足しているかと言えば満足だが、
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