ボーイングは現地時間11月24日、787-9型機の最終組立をサウスカロライナ州ノースチャールストンで開始したと発表した。組立中の機体はユナイテッド航空(UAL/UA)へ引き渡す。
組立は22日から開始。今後はワシントン州エバレットとノースチャールストンの2カ所で生産する。787-9の生産は、2013年5月からエバレット工場でスタートした。
787-9は7月9日、ローンチカスタマーのニュージーランド航空(ANZ/NZ)に引き渡した。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)へ7月28日に引き渡し、8月7日から羽田-福岡線などの国内線に投入。世界初の定期便就航となった。
10月末現在で26社から456機を受注。ANZとANA、UALに2機ずつ、ヴァージン アトランティック航空(VIR/VS)に1機を引き渡している。
ノースチャールストンでは、2017年から787の中で機体が最も大きい787-10の最終組立を開始予定。標準型の787-8と長胴型の787-9は、エバレットとノースチャールストンの2工場で最終組立を実施する。
787の生産ラインはエバレットで2ライン、ノースチャールストンで1ライン稼働。エバレットは月産7機で、ノースチャールストンは現在の3機を2016年に5機、2019年に7機と段階的に増産する。2工場合計で、現在の月産10機を2016年に12機、2019年までには14機体制に引き上げる。
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ボーイング・ジャパン
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