ボーイングは現地時間11月8日、787-8の飛行試験機を米シアトルにある航空博物館(Museum of Flight)に寄贈したと発表した。
寄贈されたのは、飛行試験3号機のZA003(登録番号N787BX)で、ロールス・ロイス製エンジン「トレント1000」を装備した機体。飛行試験や型式証明の取得に必要なデータ収集に用いられたほか、2011年から2012年にかけて23カ国を訪問した「ドリームツアー」では、6万8000人以上が同機を訪れたという。
同館には1969年に製造されたボーイング747型機の初号機や、1967年製造の737の初号機、1958年製造の米大統領専用機VC-137など、歴史的な機体が多数展示されている。
787が博物館に収蔵されるのは、ZA003が初めて。
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The Museum of Flight
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