エミレーツ航空(UAE/EK)は、ボーイングから同社向け100機目となる777-300ERを受領した(関連記事)。UAEの777-300ERを数字から読み取ってみよう。
UAEが同社向け初号機となる777-300ERを受領したのは2005年3月。50機目は2010年1月に受領した。現在、52機が受領待ちとなっている。
777-300ERの製造日数は47日。1機あたり約300万点の部品で構成する。UAEの同型機100機に使用しているワイヤーをつなげると、ドバイ-ニューヨークを往復する長さになる。航続距離は1万4490キロ。UAEが同型機で運航する最長路線は、ドバイ-ヒューストン線の1万3120キロ。
現在、成田線のほか、台北、シアトル、ニューヨーク、ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、アデレード、ジュネーブ、ミラノ、オスロ、ストックホルム、バルセロナの各線に導入している。
ボーイングは2004年4月、777-300ER初号機を米国の航空機リース会社ILFC(インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション、当時)に引き渡し、2014年9月末現在で515機を引き渡している。
ILFCは2014年、蘭アムステルダムを拠点とする航空機リース会社エアキャップに買収された。
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エミレーツ航空
Boeing
ボーイング・ジャパン
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