ボーイングは現地時間11月3日、全日本空輸(ANA/NH)と同社向け777型機と777X向けのメンテナンスプログラムを締結したと発表した。
「ボーイング・オプティマイズド・メンテナンス・プログラム(OMP)」で、ボーイングはANA向けに分析し、カスタマイズしたプログラムを提供する。「いかに無駄をなくすか」をポイントに、メンテナンスコストの改善や人件費、材料費などを削減する。
同プログラムはライアンエア(RYR/FR)やキャセイパシフィック航空(CPA/CX)などが導入。日本ではANAが初導入となる。
OMPは機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ(Boeing Edge)」の一部。統合プログラムには、パーツや訓練、エンジニアリング、メンテナンス、航空会社やリース会社の効率性と収益性を向上させるソフトウェアなどを含む。
ANAは10月現在、777-200を16機、777-200ERを12機、777-300を7機、777-300ERを19機保有している。このほか777-300ERを9機、777-9Xを20機発注済み。
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