ボーイングは現地時間10月29日、エミレーツ航空(UAE/EK)に100機目の777-300ERを引き渡したと発表した。
UAEは1992年、同社初の777シリーズとして777-200と777-200ERを発注し、引き渡し前の777-300ERは残り51機。213機の運航機材のうち、142機が777シリーズとなっている。
7月には、777-300ERの後継機となる777Xを、150機確定発注した。2013年11月にドバイ航空ショーで発表された発注コミットメントによるもので、カタログ価格で総額560億ドル(約5兆6875億円)。内訳は777-9Xを115機、777-8Xを35機。同契約には、50機の追加発注権も含まれ、これを行使すると総額750億ドルにのぼる。
UAEは777Xのローンチカスタマーのうちの一社。当初発注予定だったエアバスA350 XWBは、6月に全70機をキャンセルしている。
関連リンク
エミレーツ航空
Boeing
ボーイング・ジャパン
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