ニュージーランド航空(ANZ/NZ)は10月24日、機内安全ビデオ最新作の日本語版を公開した。米国・ニュージーランド合作映画『ホビット』シリーズをテーマにしたもので、元プロ野球選手の清水直行さんがカメオ出演した。ANZの機内ビデオに日本人が出演するのは初めて。
この安全ビデオ「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、2012年に制作した「思いがけないブリーフィング」編の続編で、『ホビット』シリーズ最終章『ホビット 決戦のゆくえ』との提携を記念して制作。シリーズの監督を務めるピーター・ジャクソン監督や、映画の制作を手がけたウェタ・ワークショップのリチャード・テイラー氏、『ホビット』シリーズに出演した俳優陣がカメオ出演している。
ビデオの監督を務めたのは、映画『BOY』『What We Do in the Shadows』(どちらも原題)で知られるタイカ・ワイティティ監督。南島のセントラル・オタゴで撮影が進められた。ワイティティ監督自身もカメオ出演している。
ANZは『ホビット』シリーズと提携。劇中に出る架空の土地「中つ国(なかつくに、Middle-earth)」の公式エアラインを務めている。2012年と2013年にはボーイング777-300型機にホビット塗装を施した。
日本人として初出演となった清水直行さんは2014年、野球ニュージーランド代表のゼネラルマネジャー補佐兼代表統括コーチに就任。7月からはニュージーランドの観光大使も務める。
清水さんは1999年のドラフトで千葉ロッテマリーンズに入団。先発完投型の投手として活躍し、2005年のマリーンズ日本一に貢献。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表に選出された。2009年オフに横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に移籍、2012年に退団した。通算成績は100勝105敗。
関連リンク
ニュージーランド航空
壮大すぎる機内安全ビデオ(YouTube)
・ニュージーランド航空、現地で映画『ホビット』試写会 ロケ地を巡るキャンペーン(14年8月18日)
・ニュージーランド航空、映画『ホビット』の安全ビデオ(14年8月11日)
・ニュージーランド航空、『ホビット』第2章の特別塗装機(13年12月4日)
・世界初の全編野外ロケ、ニュージーランド航空が新機内安全ビデオ公開(13年2月27日)