エアライン — 2014年10月17日 20:30 JST

エアバス、A330を月産9機に減産へ A330neo準備で生産調整

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 エアバスは現地時間10月17日、A330型機の生産レートを現在の月産10機から9機に減産すると発表した。2015年10-12月期(第4四半期)から実施する。

7月にローンチしたA330neoの生産開始に向け、A330を減産するエアバス=14年7月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A330は2013年以来、月産10機のペースで生産してきた。2012年11月に最大離陸重量を242トンに引き上げたタイプを、2013年9月には中国などの国内線や地域路線向けに軽量化したタイプを発表している。

 今回の減産は、今年7月にローンチした改良型「A330neo」の生産開始に向けた調整となる。

 A330neoは、A330にロールス・ロイス製新型エンジン「トレント7000」を搭載。A350 XWBと同様のウィングレットを装備し、燃費を向上させる。主翼幅の増加や新型パイロンなど、空力性能を強化するとともに、客室装備も改良する。座席あたりの燃費を14%削減し、航続距離も最大400海里(740.8キロ)延びる見込み。メーカー標準座席数は、A330-800neoが246-252席、A330-900neoが300-310席で、初号機の引き渡しは2017年10月-12月期(第4四半期)を予定している。

 A330ファミリー(系列)は、これまでに1300機以上を受注し、世界100社以上の航空会社が1100機以上を運航している。

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