エチオピア航空、成田便4月就航　ANAとコードシェアも

　国土交通省航空局（JCAB）は10月16日、エチオピア航空（ETH/ET）から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を許可したと発表した。10月26日から日本路線を全日本空輸（ANA/NH）とのコードシェア便で開設する。

15年4月から成田へ乗り入れるエチオピア航空＝12年8月 PHOTO: Patrick Rodwell/Boeing

　ETHは香港－アジスアベバ線を週4往復、バンコク－アジスアベバ線を週7往復運航している。日本へは、ANAが運航する成田－香港線と羽田－バンコク線のコードシェア便として乗り入れる。

　ETHの使用機材は、アジスアベバ－香港線がボーイング787-8型機（ビジネス24席、エコノミー246席、計270席）、アジスアベバ－バンコク線が767-300ER型機（ビジネス24席、エコノミー199席）。

　ETHによると、2015年4月21日からは成田－アジスアベバ線を香港経由で週3往復運航を予定、羽田からの路線を就航する予定はないという。

　ETHとANAは、日本路線のほか、アジスアベバ以遠の欧州路線とアフリカ路線でコードシェアを実施する。

　ETHは1945年12月設立。エチオピア国内線は20都市、国際線はアフリカや欧州、北米など83都市に就航している。日本への就航は初となる。

　JCABは2013年12月、エチオピアの航空当局と成田空港への乗り入れで合意している。

関連リンク
国土交通省
Ethiopian Airlines

・ボーイング、エチオピア航空から737 MAX 8を20機受注（14年9月21日）
・日本とエチオピア、成田への乗り入れで合意　就航は未定（13年12月4日）
・ボーイング、エチオピア航空に777-300ER初号機納入（13年11月9日）
・エチオピア航空の787、世界初の商業運航再開（13年4月28日）

【お詫び】
2014年10月17日12時50分の初出時、一部記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。（2014年10月17日 14:07 JST）